メセナライターによる「メセナの現場」体験レポートをお届けする「企業メセナ訪問記」
新着コラム!「企業メセナ訪問記」株式会社六花亭~「お菓子のとなりで文化が育つ。北のおやつ屋が教えてくれた『豊かさ』」について シアター亭、ふきのとうホール
今回は北海道を代表する菓子メーカー株式会社六花亭の新たなメセナ活動である「シアター亭」と、札幌本店の「ふきのとうホール」をメセナライターの福井さらさんが取材しました。
「シアター亭」はコロナ禍に開催した読書会をきっかけに、2023年より帯広で始まった映画上映の同社文化活動。ほぼ社員のボランティアスタッフで運営され、立ち上げと運営に携わる川口准史さん(本社工場勤務)にお話しをうかがいました。そしてもう一つは2015年にオープンしたヴィオリニストで東京藝術大学教授、故・岡山潔氏が監修し、室内楽専用の音響設計を持つ「ふきのとうホール」。コンサートや寄席も楽しむことができ、チケットはオンライン販売なしですべてが手売りという顧客にとっても身近な活動を、窓口業務を担当する佐藤麻子さん(六花亭商事株式会社 販売本部長)にお話しをうかがいました。
業務の内製化が徹底されている六花亭。手持ちのリソースを使い社内の経験値を蓄え、低コストを実現するその仕組みは、無理せず、「おやつ屋」として取り組み、それを継続するための工夫にあふれています。芸術文化環境における地方の社会インフラとして役割を担う地域に根差した六花亭のメセナ!ぜひお読みください!
公開日:2024年11月29日/最終更新日:2024年12月02日