メセナライターによる「メセナの現場」体験レポートをお届けする「企業メセナ訪問記」

新着コラム!「企業メセナ訪問記」株式会社アイワード~人を生かし、地域を活かす印刷 ——『季刊アイワード』がつなぐ北の未来

メセナライターによる「メセナの現場」体験レポートをお届けする「企業メセナ訪問記

今回は北海道・札幌市に本社を置く1965年創業の印刷会社である株式会社アイワードをメセナライターの福井さらさんが訪問し、北海道の文化と出版印刷の可能性を伝え・残し・共有する『季刊アイワード』を発行するメセナ活動を取材しました。

1981年に社会貢献活動としてはじまり、名称の変更や休刊の時代を経ながら継続発行している『季刊アイワード』は、北海道のさまざまな非営利団体による取り組みをはじめ、地域性の高い情報を掲載する、地域に密着した特集やシリーズコーナーが特徴の全8ページのフリーペーパー。毎号約7,000部が発行され、図書館などの公共機関や全国の得意先に配布され、企画立案はすべて社員が手がけ、企画から印刷、配布までを一貫して自社で行い、紙も工場在庫を再利用するなど印刷会社の強みを活かした手づくりの情報誌です。

経営再建からはじまり社会貢献への意識の高まりを背景に創刊に至った経緯をはじめ、『季刊アイワード』に込めた想いやこれまでの取り組み、そして今後の展望などが代表取締役社長の奥山敏康さんと編集長を務める北海道第二営業部部長の馬場康広さんから語られました。「とにかくやめずに、一度手をつけたものはまず10年続ける。100年続けてはじめて〈歴史〉」「やれることはたくさんある」という奥山社長の言葉とともに、地方の中小企業の大いなる可能性と明るい未来を感じさせるアイワードの、実直で心豊かなメセナ活動をご紹介します。ぜひお読みください。

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