メセナフォーラム2016

クリエイティブ・ダイバーシティの実現に向けて 障がい者アートプロジェクトの現場から


2020年に向けて、ダイバーシティやソーシャルインクルージョンへの取組みに注目があつまっています。企業メセナはこれまで、アーティストのみならず、子どもから高齢者・障がいのある人を含めた幅広い表現活動をサポートしてきました。協議会では、多様な文化を支えてきた企業メセナの成果を掘り下げ、今後一層の推進を図っていくことで、多様な価値観を認め合い、人々が共生する社会の実現を目指します。
本フォーラムは、フランス・ナント市でアートセンター「リュー・ユニック」のディレクターを務め、アール・ブリュットの展覧会を催してきたパトリック・ギゲール氏と、2020年のオリンピック・パラリンピック開催をダイバーシティの実現に向けた一つの契機と捉え、年齢や障がいの有無を超えて市民が参加するアートプロジェクトを実践する栗栖良依氏をお招きします。国内外の事例のレクチャーとディスカッションを通して、ダイバーシティの実現に向け、今後企業メセナに何ができるかを考えます。ぜひ、ご参加ください。

■概要:
日時:2016年12月5日(月)16:00~18:00(交流会18:00~18:30)
会場:パソナグループ本部 ソシエテサロン
〒100-8228東京都千代田区大手町2-6-4
アクセス|JR東京駅日本橋口、東京メトロ大手町駅B9出口、日本橋駅A1出口、三越前駅B2出口
定員: 50名(要事前申込)
参加費:一般2,000円、学生1,000円、企業メセナ協議会会員無料

■ゲスト:
Patrick Gyger(リュー・ユニック ディレクター)
栗栖良依(スローレーベル ディレクター)

モデレーター:太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 芸術・文化政策センター主席研究員/企業メセナ協議会監事)

■お申込み方法:
Peatixからお申込みください。
*会員の方は、mecenat@mecenat.or.jpに、件名を「メセナフォーラム申込み」とし、お名前・ご所属(お役職)・電話番号をご明記の上、お送りください。

■タイムテーブル
15:30 開場
*15:15~アーバンファーム見学ツアーがございます。合わせてご参加ください。
16:00 プレゼンテーション1 Patrick Gyger(逐次通訳)
プレゼンテーション2 栗栖良依
17:00 ディスカッション(逐次通訳)
モデレーター:太下義之
18:00 交流会
18:30 終了

■プロフィール

Patrick Gyger |リュー・ユニック ディレクター
スイスの歴史家、作家、キュレーター。 1999年~2010年、ユートピアの世界最大のコレクションを持つ「Maison d’Ailleurs」(スイス)のディレクターとして、展覧会、イベント、出版を手がける。2005年~2001年、ナント国際映画祭「Utopiales」の芸術監督。
2011年、フランスナント市の「le lieu unique(www.lelieuunique.com)」のディレクターに就任。演劇、ダンス、美術、音楽、文学を複合的・超域的に扱うユニークで先駆的なアートセンターで、開館年には年中無休で数多くのプログラムを実施した。また、ジャンル問わずSteve Reich、Philip Glass、Robert Lepage、Thomas Ostermeier、Boris Charmatz、Patti Smith、Christoph Marthalerといった名だたる現代アーティストに学際的なアプローチのための機会を提供した。近年の企画では、ビデオゲーム、建築家集団、ユートピアシアタースペースといったテーマを扱うなど、池田亮司やRobert Henke、Pascal Dusapinなどのアーティストとの巡回展を実施。また、2017年夏に開催予定の「Barbican Center」(ロンドン)のゲストキュレーターを務めるほか、「欧州宇宙機関」、「ワシントン議会図書館」、「la Gaîté Lyrique 」(パリ)、「HEAD」(ジュネーヴ)、「ローザンヌ大学」、日本、カナダ、アイルランドでの講義多数。

 Photo Masaya Tanaka

栗栖良依 |スローレーベル ディレクター
「日常における非日常」をテーマに、アートやデザインの領域に収まらない自由な発想で、異分野・異文化の人や地域を繋げ、新しい価値を創造するプロジェクトを多方面で展開。2008年より、過疎化の進む地域で住民参加型パフォーマンス作品を制作。10年、骨肉腫を患ったことがきっかけで、右下肢機能全廃。障害福祉の世界と出会う。11年より、スローレーベル ディレクター。ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014 総合ディレクター。スロームーブメント総合演出。


太下義之 |三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 芸術・文化政策センター主席研究員/企業メセナ協議会監事
(公社)日展理事、(公財)静岡県舞台芸術センター(SPAC)評議員、(公社)企業メセナ協議会監事。文化経済学会<日本>監事、文化政策学会理事、コンテンツ学会理事、政策分析ネットワーク共同副代表。文化庁文化審議会文化政策部会委員(~2016年3月)、東京芸術文化評議会委員、大阪府・2025年万博基本構想検討会議委員。沖縄文化活性化・創造発信支援事業(沖縄版アーツカウンシル)アドバイザリーボード委員、鶴岡市食文化創造都市アドバイザー、新潟市文化スポーツコミッションアドバイザー。文化情報の整備と活用100人委員会委員、著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム発起人など文化政策関連の委員を多数兼務。

■パソナグループ本部・アーバンファーム見学ツアー 15:15ソシエテサロン集合(見学:30分程度)

パソナグループ本部「アーバンファーム」では、自然との共生をコンセプトに様々な施設を導入しながら植物あふれるビルにしています。
オフィス内の天井や壁では80種類以上の果樹・野菜が育ち、ベランダ・外壁では200種以上の植栽が季節ごとに咲き誇り、都会にいながら春夏秋冬をかんじられるような作りになっています。
ぜひ、フォーラム前にご参加ください。なお、ご参加希望の方は、フォーラムお申込みの際にお書き添えください
http://www.pasona-nouentai.co.jp/urban-farm/index.php

■お問合せ:
企業メセナ協議会(担当 三田)

開催報告

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