2015年度メセナライターのご紹介
2015年度メセナライターのご紹介
公募により決定したメセナライターが、毎日の生活を豊かにしてくれるメセナを体験し、それぞれの視点からレポートします。現場を支える企業担当者たちの仕事や思い、地元企業の取り組みなども積極的に発信。また、協議会主催のフォーラムなどにも参加し、その模様をお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!
多様な分野で活躍する8名のメセナライターをご紹介します!
阿部千依(あべ・ちえ)
文化遺産の保存活動を行う研究機関に勤めていました。興味があるのは、若手の芸術家支援や地域に密着したアートプロジェクトです。
メセナライターとしての活動を通じて、アート支援の現場に関わる人たちの生の声をお伝えしたいと思っています。
山下昭子(やました・しょうこ)
15年超のマスメディア経験を経て美術科教師になった時、想像以上に「美術に興味がない生徒」が多く残念に感じました。それがきっかけで、現在は「ICTを活用した新しい美術科教育の研究」に勤しんでいます。一方で、学術的な視点とは違い「現在進行形で、美術の力を信じ芸術・文化活動をしている人々」を取材したくなりました。これから出会う人々や新しい発見、感動にワクワクしています。そして、そのワクワクをより楽しくわかりやすく伝えていきたいです。(元美術科教諭、元NHK全国放送キャスター。現在、東北大学大学院博士課程在籍)
大野はな恵(おおの・はなえ)
内外のオペラ劇場で「現場」の仕事に携わりながら、クラシック音楽を学際的にとらえる研究を行ってきました。音楽の公演は、演奏家や専門スタッフをはじめとする多くの人々に支えられています。企業メセナもまたその一つです。支援企業のクラシック音楽への想いやその効果を、ファミリーコンサートの魅力やホールの今という切り口で発信していきたいと思います。
福島尚子(ふくしま・なおこ)
このたびメセナライターとして活動させていただけることとなり、大変うれしく思っています。
舞台スタッフ、アートコーディネーターとして働くうち、劇場を取り巻く人々や企業との関係に注目するようになりました。現在は劇場広報として愛知で勤務しており、メセナはとても身近でリアルな話題ですが、まだまだ勉強することもたくさん。
社会とアートのつながりについて、わかりやすく、楽しく、お伝えできれば思っています。
向坊衣代(むかいぼう・きぬよ)
現在はweb関係の仕事をしていますが学生時代に音楽/美術史やアート・マネジメントについて学んできて、アートや文化は自分にとってとても近いところにいるお隣さんや友人のようなものです。逆に「企業」は少しだけ遠いところにいるような気がします。ただ、メセナとひとくくりにいっても、ひとつひとつの企業にはそれぞれの歴史やノウハウがあるはずですので、「企業文化」としてのメセナをアートと企業の垣根なくとらえてご紹介できたらいいなと思っています。
原亜由美(はら・あゆみ)
故郷の新潟県新発田市で,写真の町シバタ・プロジェクト実行委員として活動しています。写真の町シバタは、毎年秋に同名のイベントを開催し、商店からお借りした写真をポスターして店先に飾る展示や、写真家の作品展を行なっています。仕事で音楽パッケージの制作もしているので、分野としては写真の他、音楽全般にも興味があります。活動の形態としては、地域に関連した市民プロジェクトなどの、小さなユニットに注目しています。
矢口晴美(やぐち・はるみ)
出版社や映画会社勤務を経て、フリーランスのライター・編集者として活動しています(主に食の分野)。学生時代から美術、社会人になってからは、メセナへの関心がきっかけでアートマネジメントに興味を持つようになりました。全国でさまざまなアートプロジェクトが行われる今、それを支えてもいるメセナに改めて迫ってみたいと思いました。食が体の栄養ならアートは心の栄養。アートを身近に感じる記事を書いていきたいです。
横山恭子(よこやま・きょうこ)
福岡を拠点にフリーランスで舞台芸術の制作・コーディネーターとして活動しています。これまでさまざまな公演や滞在制作などを企画・運営してきましたが、芸術が社会の一部として地域に根づいていくために、企業やそこで働く人々と多様な関係を築くことはとても重要だと感じています。各地の現場で奔走されている方々のお話を直にうかがいレポートすることで、より多様なメセナ活動が広まり発展することに貢献できれば幸いです。
(2015年8月6日)